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神経内科百科辞典(247) [神経内科百科辞(事)典]

ホルネル症候群

 一側の眼瞼下垂、縮瞳と眼裂狭小などがみられるものです。 同じ側の顔面の発汗の減少もみられます。

 頸部から胸部にかけての交感神経の障害によっておこるといわれています。

 原因となる病気は、肺癌やリンパ節の病気、胸部大動脈瘤など多彩です。
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神経内科百科辞典(246) [神経内科百科辞(事)典]

単純ヘルペス脳炎

 単純ヘルペスウイルスによる脳炎です。

 典型的なものでは、大脳辺縁系が主な病巣となります。

 その場合、症状としては、精神症状がみられることになります。

 治療は、抗ヘルペスウイルス薬の投与、けいれんがあれば抗けいれん薬の投与が行われます。そのほか、副腎皮質ホルモンが併用されることもあります。
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神経内科百科辞典(245) [神経内科百科辞(事)典]

ペナンプラ(半影帯)

 脳血管がつまった時、虚血中心部の周囲にあってまだ細胞が死んでいない部位があり、それをペナンブラと呼びます。

 ですから、速やかに血流を再開できれば、この部位は、まだ助かる可能性があることになります。

 脳梗塞の治療では、このペナンブラの部位を如何に救うかが、後遺症を少なくする鍵となります。
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神経内科百科辞典(244) [神経内科百科辞(事)典]

ブラウン・セカール症候群

 脊髄の左右どちらか片側の横断性の病変でみられる脊髄半側症候群のことです。

 病変側の病変レベルの全感覚低下、病変レベル以下の深部感覚低下、病変レベル以下の痙性麻痺、反対側の病変レベル以下の温痛覚低下などがみられます。
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神経内科百科辞典(243) [神経内科百科辞(事)典]

舞踏病(ブトウビョウ)

 不随意運動の一つで、舞踏様運動ともいいます。 英語で 「chorea」 といいます。

 軽い場合は、手先や足先中心に動きがありますが、ごまかしがききます。 そういった場合、見ている人には、落ち着きがない印象を与えます。

 ひどくなると……上腕部などの身体に近い部分が動き出すので、ちょうどダンスをしているような動きになります。 そのため、この名がついたのです。

 この舞踏病がみられる病気としては、このハンチントン病が有名ですが、甲状腺機能亢進症などでも軽い症状がみられることがあります。
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神経内科百科辞典(242) [神経内科百科辞(事)典]

不随意運動(フズイイウンドウ)

 不随意な運動、つまり、自分の意思に反して、意思とは関係なく手足、頭、首などが動くものの総称です。

 ふるえ(振戦)もその一つです。 

 そのほか、ミオクローヌス、バリズム、舞踏病、アテト―ゼ、ジストニア などがあります。

 英語では 「involuntary movement」 といいます。
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神経内科百科辞典(241) [神経内科百科辞(事)典]

ブローカ野

 運動性言語中枢とされる箇所です。 前頭葉の下前頭回の後部にあります。

 機能として、言語の表出に関わる役目を担っています。

 言語の表出? のどや口唇などを使って音性言語を表出する……手を使って文字言語を表出する……手話の言語の表出……などのことです。


 障害されるとブローカ失語がおこるのは、おわかりですよね。
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神経内科百科辞典(240) [神経内科百科辞(事)典]

ブローカ失語

 失語症の一型です。

 運動性失語で、会話は流暢性がなくなり、相手のいう言葉の理解はまずまず、復唱は障害されます。

 一般に左側にある、前頭葉後部側面の運動性言語中枢といわれるブローカ野に病変が生じるとおこります。
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神経内科百科辞典(239) [神経内科百科辞(事)典]

副神経(フクシンケイ)

 第十一脳神経のことです。

 神経細胞は延髄と脊髄(頚髄)に分かれて分布しています。

 首を左右に向けるとき、その走行が斜めに浮き立ってくる筋肉、これが胸鎖乳突筋。 肩をあげるとき、肩に盛りあがってくる筋肉、これが僧帽筋。

 この胸鎖乳突筋と僧帽筋を支配するのが副神経です。


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神経内科百科辞典(238) [神経内科百科辞(事)典]

フェニルケトン尿症

 先天性アミノ酸代謝異常症の一つです。

 治療を受けなければ、メラニンの欠乏症状として赤毛、色白となり、精神発達遅延、けいれんなどがおきますが、新生児マススクリーニング法の導入により早期に発見されると、フェニルアラニンの少ない食事療法により発症が予防できます。

 我々神経内科医より、小児科のドクターが診療にあたられるのが一般的です。
タグ:神経内科
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