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男女の話 [脳]

 脳には元々、男脳と女脳があって……なあーんて言うと、フェミニストの反発を食うかもしれないが……でも、やはりあるのは間違いない。それは、私が言いだしたことではない。自然の摂理なのである。

 人の性は……受精時に決まるのだが……実際に身体に男女の区別が現れるのはホルモンの影響である。ところで、身体に男女差があるのは、どんな思想の持ち主でもお認めになるかと思うが……念のために、その差をあげつらっておくことにする。

 まず、一番違うのは……外性器……下半身にあり、外から見える性器のことだが……これが違う。次に内なる性器の違い、男は睾丸……女は膣、子宮、卵管、卵巣……これも明らかに違うので、いやでも認められるに違いない。

 さて、次に、脳も違うと言うと……どこに違いがあると文句を言われる方も出て来るに違いない。色んな解剖のアトラスで、男の脳と女の脳とか、区別があるわけではないからである。

 なるほど、外見では区別がつかない。そこで、少し、論理的に話を進めることにする。

 ヒトでは、妊娠90日前後の胎児の時に、それまで男女わけ隔てなく生育していた男の胎児に大きな転機が訪れる。それは……臨界期と言われるのだが……これを引き起こすのはある物質である、しかもそれは、男の胎児の下半身に存在するものから出る。その物質の名は……男性ホルモン、アンドロゲンである。出すのは、睾丸、精巣である。

 このアンドロゲンのために男の胎児の脳に変化が起きる。つまり、男脳に変身するのである。

 じゃあ、女はどうか? 女はそのまんまである。つまり、アンドロゲンの洗礼を受けない脳は……変身しないのである。なぜ女だけ変身しないのか? それは、元々の脳の基本型が女脳だということ……男脳はスペシャルバージョンなのである。

 この男女の脳の区別……ラットでも証明されている。ラットの場合、臨界期は、生後5日までに及ぶ。そのため、オスのラットを去勢すると……性行動がメス型になってしまい、ロード―シスという行動を起こす。

 ロード―シスとは何か? ……ラットの交接(オスとメスの性行動)時に、オスはメスのおしり側から馬乗りになる。これはマウンティングというそうだが……この時、メスは背骨を湾曲させてオスの生殖器を受け入れやすくする。この背骨の彎曲が、ロードーシスである。メスが交接しやすい体位をとるためである。

 逆に、メスのラットにこの時期、アンドロゲンを投与すると……今度は、メスのラットがマウンティングをするようになる……あな、恐ろしや、小さな胎児の股間にある二つの睾丸から出るホルモンが男脳をつくっているのである。

 男と女の行動様式の違い……というより、男が女と違った好みや習性、行動様式を持つのは、母のおなかの中で、自らの股間にある二つの球体から出るホルモンを浴びたせいであり……決して、生まれたあとで社会から押し付けられたものではないのである。

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